ヨンドゥスカイウォーカー

美女と野獣のヨンドゥスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

美女と野獣(2017年製作の映画)
2.2
シアトルの劇場で公開前日に3Dにて。

日本で期待している方すいません。高評価みたいですが、アニメ版が好きな自分的にはただただ残念な作品でした。

そもそも実写化にする必要があったのか?
根本的な問題点は映画が始まってからすぐに気付きました。あれ?この作品って人間以外のキャラクターがほとんど(というよりベル以外)「物」じゃね?笑 ほとんどのサブキャラが人間ではなく物なので実写化した意味があんまりないんですよね。物ならアニメの方が確実に自由度は高いわけですし。野獣も人間の顔が真ん中についてるように見えてアニメ版の可愛さは全くなくむしろ気持ち悪いw 個人的にこの映画が実写化されるにあたって期待していたアニメ版でのカメラワーク(特にダンスシーン)も全くもって反映されていませんでした。

楽曲に関しては多少頑張って新しい曲を作って挿入していますが、印象が薄い!一曲も印象に残る新しい曲は残念ながらありませんでした。アニメ版との比較になりますが、流れるように動くスムーズな歌シーンも実写でヌルヌルしてぎこちなくなってしまっています。ガストンのシーンも多すぎてまぁ退屈。

唯一実写化して良かった点は最後のシーンで物たちが人間に戻る瞬間、アニメ版よりもより現実味がありました。ああやっと人間に戻れて良かったね!っていう。

全体的には実写化のメリットよりデメリットが多く出てしまいアニメ版があるからこそ成立した映画で単体では見る価値もないかなと。エマワトソンも可愛いけどベルってイメージじゃあないんだよなぁ。

最近流行りみたいですがなんでも実写化してアニメ版に泥を塗るの本当にやめていただきたい。