あじむ

リトル・ボーイ 小さなボクと戦争のあじむのレビュー・感想・評価

3.7
「ニューシネマパラダイス」に似たものを感じました。一言でいうと映画が戦争に置き換わったような。


大好きな父親が徴兵され、悲しみにくれるペッパー。そんな彼に神父さんが全てを成し遂げると願いが叶うというリストを渡されることで始まる物語。

個人的には、「信ずるものは救われる」ことと、「救われたいから信じる」っていうのは大きく違って、前者であるべきだと思うんですよ。ペッパーは明らかに後者であって正直複雑な気持ちでした。

もちろん、ペッパーは戦争に大好きな父親を奪われた被害者だし、子供であるペッパーが何かできないかと必死になって模索する姿は心打たれるものがありました。初めは意味嫌っていたハシモトとも、リストをきっかけに打ち解けられるようにもなります。素晴らしいなって思えましたけど、どうしても微妙な気持ちになってしまいました……
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