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悲しみの忘れ方 DOCUMENTARY of 乃木坂46のlalalaのレビュー・感想・評価

4.0
乃木坂46のドキュメンタリー。
つい昨日まで一般人だった女の子達が翌日からいきなり芸能界のど真ん中に放り出される。
しかも人気絶頂のAKB48を引き合いに出される過酷さ。
何も出来ないのにどんどん進んで行く現実。でも一生懸命にしがみついてもがいている姿が胸を打つ。

芸能界は特殊な世界だと感じる。
アイドルは容姿はもちろん性格や生い立ちに至るまでその全てが彼女たちの武器であり枷になる。
選ばれなければその人自身を否定されているような感覚になるのだろう。
ミュージカルの場面はあまりにも残酷で目を背けたくなった。

今、乃木坂46は様々なメディアに出て誰からも知られる存在だがここまで来るのは信じられないくらいキツイ戦いがあったんだなと。
スターになる人たちは生い立ちからしてなるべくしてなっているもんだとイメージしていたが、彼女たちはそうではなかった。
キラキラしたステージに立ちたいという夢ではなく、内気な自分を変えたいという思いからオーディションを受けたという子が多くて驚き。
特に初っ端からメインとして出て来た生駒ちゃんは壮絶だった。
プロとして成長していく姿は残酷だけれど美しかった。
変わりたければ一歩を踏み出せ。
踏み出した人にしか変化は起こらない。
こういう作品を見ると見方が変わる。
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