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悲しみの忘れ方 DOCUMENTARY of 乃木坂46の666のレビュー・感想・評価

4.5
2017.8.5
正直言って乃木坂46のメンバーも歌すらも全くと言っていいくらい知らない自分がこの作品を鑑賞して、まず楽しめないだろうし感情輸入なんて出来ないだろうなと思っていたけどその概念を完全に裏切られた作品となった。

乃木坂46というグループのドキュメンタリー映画というより1人1人のメンバーのドキュメンタリー映画という色が強く、ウブな彼女たちが立派に成長するプロセスに目が離せなかった。

外見は華やかで煌びやかな芸能界という世界の裏にはプレッシャーや重圧世間からの厳しい目など陰には闇深いような事も存在する。
それでも、そのアイドル生活を辞めない理由や目標などが明確に提示されてて観ていて感情輸入がし易かった。

仲間でありライバルである彼女たちの切磋琢磨し合い努力する姿も美しいと感じた部分もあり観ていて苦しいと感じる部分もあった。
アイドルという職業がどれだけ大変か彼女たちにとっての一日一日がどれだけ大切なもので有意義に過ごさなきゃいけないかが痛いほど伝わってきた。

エンディングでは涙が溢れた。
歌詞と映画、彼女たちの歩んできた物語がマッチし涙無しには観れなかった。

自分にも目標がある分この作品を通して努力が足りてなかったと感じたし結果を成し遂げる為に必要な事を学べた気がする。

乃木坂46への興味もこの作品で大きく持てた。
優劣を競うわけではないが生駒里奈という人物を深く尊敬、注目したいと感じた。
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