見えない、聞こえない、話せないという三重苦を背負った少女と、彼女の教育に力を注いだ修道女の物語。
目が見えなくても、耳が聞こえなくても 心や思いが伝わるし、優しさや愛情が伝わる。 優しい気持ちになれる映画でした。
マルグリットがマリーに教えなければならなかった大切なものがあったように思う。
それは「死による愛する者との別れ」。さらには,その「死」の向こうにも存在する,「希望」。
この世ではもう会えなくなっても,思いはおそらく時を超えて,愛する者の心の中には生き続けるという真実。
実話というのが素晴らしい。
障害について,人間の尊厳について,人を愛し慈しむことについて,そして死と永遠についてなど、様々なことを感じさせてもらえる作品だった。