Riku

奇跡のひと マリーとマルグリットのRikuのレビュー・感想・評価

4.1
見えない、聞こえない、話せないという三重苦を背負った少女と、彼女の教育に力を注いだ修道女の物語。

目が見えなくても、耳が聞こえなくても 心や思いが伝わるし、優しさや愛情が伝わる。 優しい気持ちになれる映画でした。

マルグリットがマリーに教えなければならなかった大切なものがあったように思う。
それは「死による愛する者との別れ」。さらには,その「死」の向こうにも存在する,「希望」。
この世ではもう会えなくなっても,思いはおそらく時を超えて,愛する者の心の中には生き続けるという真実。

実話というのが素晴らしい。
障害について,人間の尊厳について,人を愛し慈しむことについて,そして死と永遠についてなど、様々なことを感じさせてもらえる作品だった。
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