なかた

スティーブ・ジョブズのなかたのレビュー・感想・評価

スティーブ・ジョブズ(2015年製作の映画)
4.2
ダニー・ボイル版のスティーブ・ジョブズ。
3つの発表会のみで展開される珍しい構成。
①1984.Mactonish(Apple時代
②1988.NeXTcube(Next時代
③1998.iMac(Apple復帰時代

しかも、描かれるのは発表会の『舞台裏』。
その中で『成功と失敗』『家族との対立と許し』『仲間との対立と許し』など、ジョブズの『人間性』にフォーカスした作品。

filmarks評価が低いのは、恐らく想像と違うだけ。これはこれでとても良い作品。
会話が多いが、ユーモアに富んだセリフは、全く飽きずにずっと見てられる。

『天才』『狂気のこだわり』とイメージが先行した彼も『1人の父』であり、『1人の人間』であることを思い知らされる。その一方で、期待される『天才性』や『狂気のこだわり』もきちんと描かれており、とても心動かされる一作だった。
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