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アズ・アイ・レイ・ダイイング(原題)のAKのレビュー・感想・評価

3.2
監督, 脚本,主演ジェームズ・フランコ版映画『死の床に横たわりて』を観た。アメリカからDVDを輸入したのだが、それでも「英語字幕ON/OFF」が初期設定にあるほど南部訛り英語が炸裂。とくに父アンス役のティム・ブレイク・ネルソンがヤバい。字幕ありでも???だった。『蜘蛛巣城』の冒頭歌かよ。

わりと賛否評価が分かれたのは、「意識の流れ」を二画面分割手法で見せたことに起因するらしいが、俺は良いと思ったけどなぁ。そもそも小説が眉間皺寄せ系なので、この映画を眉間に皺寄せてみるのは正しいと思う。

しかし、監督作が『チャイルド・オブ・ゴッド』(コーマック・マッカーシー)、『死の床に横たわりて』(フォークナー)、『ゼロヴィル』(スティーヴ・エリクソン)とか、ジェームズ・フランコ小説の趣味わかりやすすぎる。早く『歌え、葬られぬ者たちよ、歌え』撮ってくれ。フランコ本人はマイケル役で頼む。
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