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太陽のmovieJackのレビュー・感想・評価

太陽(2016年製作の映画)
3.0
監督主宰のPodcastを愛聴し
サイタマノラッパーシリーズ以降概ねの作品を観賞しておりRHYMESTER宇多丸師匠も数ヵ月前より大絶賛という事で
年明け頃から公開を非常に楽しみしていたが…

う~ん困った…
原作未読で舞台も未観賞で本質的なメインテーマが解らない…
何を伝えたいのか…
映画弱者である私の理解力の無さが問題なのか…

ウィルスにより
夜に生きる新人類の「ノクス」と
昼に生きる旧人類の「キュリオ」とに別けられた世界で
対立や融和等について描いているとのこと

上映中「ノクス」と「キュリオ」の比喩するものについて考えていたが
都会・田舎
海外・日本
富裕層・貧困層
アンドロイド・人間
等が連想されたが

キュリオがノクスの支配下で僻地に隔離されている演出から
階級社会や人種・部落問題的な印象を受け
また門脇麦への性的描写もちょっと受け付けず…
その後の対処も中途半端に感じ
父親の立場として言及するか娘の名誉を守るため押し黙るかの葛藤表現だとは思うのだが…

私的にはなぜか破壊的な「村上淳」演じる克哉の行動が正当に思えて本筋の展開に乗り切れず

なぜか各シーンの映像により
頭の中では今作に全く関係の無い
THE BLUE HEARTS の「TRAIN TRAIN」が鳴り響いた

″弱い者達が夕暮れ 更に弱い者をたたく″

″いい奴ばりじゃないけど 悪い奴ばかりでもない″

″ここは天国じゃないんだ かといって地獄でもない″

″見えない自由がほしくて 見えない銃を撃ちまくる″

″世界中にさだめられた どんな記念日なんかより あなたが生きている今日は どんなに素晴らしいだろう″

″世界中に建てられてる どんな記念碑なんかより あなたが生きている今日は どんなに意味があるだろう″

″TRAIN TRAIN 走って行け TRAIN TRAIN どこまでも″

期待度が高かっただけに上手く整理できず
相変わらずの支離滅裂感(泣笑)
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