役者の演技につきる映画だなぁ。
前半の鬱屈として重い雰囲気のうちはあんまり乗れなかったが、芝居が過熱していくにつれてどんどん惹きつけられる。
もともとは舞台演劇だったということもあってか、独特の空気感や、長回しを多用する演出が面白い。
メインキャストたる門脇麦、神木隆之介、古川雄輝を筆頭に実力派の出演者の魅力と迫真の演技がとにかく印象的で、後半の長回しの乱闘シーンは圧巻。
ラストの別れのシーンの門脇麦にも脱帽だわ。
前半でちょっと困惑した点と、大元の設定がちょっと僕には難しかったので点数は低めだけど、わざわざ遠出して劇場で観る価値は十分にあったかな。
