東京国際映画祭でヘレン・ミレンをこの眼で見て美しさに衝撃を受けて以来、ずっと観たいと恋い焦がれていたこの映画。
結論、観て本当によかった。
裁判モノではなく、時代に翻弄された一人の女性が本当の彼女(って言っていいのかな)を取り戻そうとする話。
また、ただ返還される?されない?という単純なものでもないこともとても大切な所。
「難民」として国を出るしかなかったあの頃のユダヤ人たちと、今のシリアなどの難民とかぶるものもあり、心がしめつけられました。
彼女が自分のものをただ、側に置きたかったという気持ちを考えると……。