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黄金のアデーレ 名画の帰還のaonaのレビュー・感想・評価

4.1
ナチスに奪われたクリムトの名画「黄金のアデーレ」をその名画のモデル、アデーレの姪にあたるマリアが一国を相手に訴訟を起こし取り戻す実話をもとにしたお話。

あらすじだけをみると、ふぅーんという感じであまり興味がそそられない人も多いのでは?
でも、本当にそれ以上でした。
すごく良かったです!

私は毎週録画の王様のブランチの映画コーナーであらすじを観ただけ。あとは、何も知りませんでした。
黄金のアデーレをあの「エスティー・ローダ」の社長が買い取ったことなんて映画の中で知った。

それぐらい無知の状態な私でも、ハラハラドキドキしたし、最後は泣いてしまいました。

ナチスがしたことはどんなに悲惨だったことかはどこか頭の隅で知っていたのに、あんなに辛いことだとは正直ここで初めて知りました。
捕まれば死があることを今回なんだかリアルに感じられて、お願い、お願い、早く逃げて。でも、マリアを1人にしないで。と本気で思いました。
両親と離れる時、そこに待ってるのは、きっとまた会えるではないことも伝わりました。もう会えない。そんな現実、私には耐えられないです。
ある意味反戦映画だったのかなと感じました。

無駄のないストーリーに感心しただけではなく、
ヘレン・ミレンは、やはり素晴らしいです。
ウィーンなまりの話し方がとてもリアルだったし、頑固なとこほも好き。本当に素敵です!


絵に興味がなくても大丈夫です!