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64 ロクヨン 前編のemのレビュー・感想・評価

64 ロクヨン 前編(2016年製作の映画)
4.5
たった7日間で幕を閉じた昭和64年に埋もれ迷宮入りしてしまった少女誘拐殺人事件が14年の歳月を経て再び動き出す。



前編は、警察と報道の関係がメイン。
加害者の実名公表を巡って広報室と記者クラブで対立があったり
記者達には内密で大規模緊急捜査が進んでいたり。

天皇崩御や新元号発表のニュースに埋もれ
少女殺人事件の報道が十分になされず、犯人逮捕の手かがりとなるような情報が得られなかったことからも
事件や捜査は報道によってどれだけ左右されるかっていうのがよく理解できる


ミステリーよりもヒューマン要素が強い!
主人公が自分の足でガシガシ真相に迫っていくから
事件の動きに合わせた人の感情が際立っていく感じ


「(死亡した被害者・銘川の調査をするのは)重要なことか?」
「銘川本人にとっては重要なことかと…」

刑事に戻りたい気持ちを燃やす三上が広報官として部下と接する中で、教えられる事の多さに気づく場面も良かった


映画館で見たときは警察組織の事が分からなくて所々ついていけないながらも面白かったんだけど
解説見ながら理解して観ると更に面白い


三上がとにかくアツイ男だ、、めちゃくちゃにかっこいい〜
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