オンライン試写会にて鑑賞しました。
人間は自分の信じたいものしか見ない。辛い真実を和らげるために嘘を選び信じる。本当にその通りだと思いました。
だから人間の物語は矛盾し、人間の複雑は続く。大切なことは、どう考えるかではなく、どう行動するか。そして最後は、自分に素直になること。
その人が善玉か悪玉かなんて、ある側面でしかみていなくて、皆自分の物差しで勝手に判断しているだけだなと。まるっきり善人や悪人など存在せず、人間は皆、その中間だという言葉が心に深く残りました。
制作面では、絵の具の色彩が鮮やかで、鉛筆をクローズアップしたところも好きでした。物語がくるくる進んでいくところもわくわく。
コナーの心情が色濃く、痛いほどに伝わってくる脚本も魅力だと思います。