『信任。我々は大義のため戦っている』
ブラックパウダーつまりは火薬を求めて、旅をしていた主人公。遊牧民族に追われて逃げ切った後、闇世に紛れ謎の生物に仲間を殺される。またもや遊牧民族に追われていたところ巨大な壁を発見し…みたいな映画。
まず怪物の造形が不気味で、動きも俊敏で怖い。知能が高めだが割と数で押すタイプ。
一方で万里の長城で防衛をする禁軍の造形は赤い鎧は弓部隊、青い鎧はバンジージャンプみたいな形で敵に斬り込む部隊など見た目も分かりやすいのでとっつきやすい。
ヒロイン枠の青い鎧の隊長は美しく強い感じで、主人公の英語と軍隊の中国語で話ができない中、英語を昔きた異人から学んでいた彼女は通訳としても信仰を深めていく。
また将軍が殺され追悼のために空に浮かべる紙のランタンが美しく、塔の上のラプンツェルでも見たような感じ。
アクションが美しいので、戦いが残虐ながらも見ていられる。
禁軍の兵士たちは大義のため、命を賭けており自己犠牲によるところもありちょこっと感動的。
終わり方も恋愛に持っては行かず、匂わせながらも大義、信任というところに重きを置いていて良き。
万里の長城での戦いが激アツな大義のために戦いたくなるよい映画でした。