ガル・ガドットの比類なき美貌が織り成す「ワンダーウーマン／ダイアナ」というキャラクターが紡ぐ、ある意味異色の「ヒーロー×戦争映画」。今作の製作の後に『BvS』での颯爽とした登場を見せるべきだったのでは？という問題はさて置いて「華麗に、ぶっ飛ばす」というキャッチコピーに100点満点のアンサーを返すが如きアクションシーンには痺れっぱなしである。特に敵軍の占領した家屋にダイナミック突入→カッコよすぎるテーマ曲と共にダイアナが暴れ出すシーンは幾度リピートしても飽きる気がしない程に凄まじい。まぁヴィランであるアレスの存在感に関しては思う所もあるが………かつて存続が危ぶまれていたDCEUに一筋の希望を見出したのも納得がいくレベルの完成度。
DCEUには是非とも『WW3』まで駆け抜けて頂きたかったが………ジェームズ・ガンの新体制の元でも彼女がワンダーウーマンを演じ続けてくれることを祈るばかりである。
