Purin

ワンダーウーマンのPurinのレビュー・感想・評価

ワンダーウーマン(2017年製作の映画)
3.7
ジャパンプレミアで鑑賞。
一言でいうと、ガル・ガドットがひたすら美しくかっこよく魅力的な映画。顔もスタイルも抜群。特に長くて綺麗な脚と流れるような髪の毛が同じ女性として心から羨ましい…とそこばかりに釘付けになって見てました。
また、女性監督らしく、女性戦士のアクションををいかに美しくかっこよく見せるかをよく知っていて、いままでのヒーローものとは違い、自分もこんな風になれたら良いのにと女性として憧れるヒーロー映画になってました。

ただ、内容的には、すごくMCUに寄せてきたなという印象。毎度思う、あのオープニングもしかり、今までのDCより世界観はダーク感がへり、戦い方も派手さが強調されていた印象。なんとなく、キャプテンアメリカのファーストアベンジャーズとか、ドラマのエージェントカーターに似た感じの世界観と構成になっているなと感じました。シールドの投げ方とかも同じだし年代も同じだからそう感じるのもあるかもですが、MCUが大ヒットしてるからそちらに寄せてきた印象が否めない。個人的にはそういう戦略は好きじゃないので、ブランドとしてしっかり差別化をしてプライドを持ってやって欲しいなとも感じました。
ちなみに、最後にちょっとお涙頂戴的な展開は女性監督らしい情緒といえば聞こえはいいですが、少々チープでした。

結論、主演女優の本来持っている美しさを生かし、彼女を美しく撮り、より魅力的にみせることはできたが、内容はありがちで、若干チープ。そこそこ面白かったけど、なんかDCっぽくなくて、ヒットするためにブランドとしてのプライド捨てたな、DC、、っていう感じの映画でした。

再来年にくるMCUの初の女性単独ヒーローキャプテンマーベルがどんな風にこのワンダーウーマンに差別化してくるか楽しみです。
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