さすがトム・フーバー。ワンシーンワンシーンが絵画の様に美しい。
妻の絵のモデルをする為にドレスを手にした事がきっかけで自分の中に眠っていたリリーを呼び覚ましたアイナー。
初めは面白がって女装に協力していたが、愛していた夫が消えていき、リリーの割合が増えていく事に戸惑い苦しみながらも、愛する人を支えるゲルダを演じるアリシア・ヴィキャンデル。オスカー受賞も納得。
性的合手術を受けに旅立つアイナーとリリー。
駅での別れはアイナーとゲルダの永遠の別れ。
それでも送り出すゲルダの強さ。
ラストシーンの「飛ばせてあげて」に涙が溢れてしまった。