愛の形は人それぞれであることを再確認させてくれた作品。
リリーの危うい美しさ、ゲルダのひたむきさに心を打たれた。性別について悩むよりも、人間としてどうやって生きていくことが大切なのかを教えてくれた気がする。
マイノリティの差別を問題視して作られる作品は多い。差別がどれだけ酷いことかを説いてくれる作品は多い。たとえ訴えたとしても、それで差別がなくなるとは限らない。でも、この作品は差別とかそんなことよりも、全く違うタイプの人間同士がどう絡んで生きていくかを説いてくれる。この作品における2人の生き方は、きっと、多様性を持つ我々の生き方の1つに過ぎないような気がする。
沼は僕の中にある
これほどの愛は私に値しない
たった2時間なのに、色んな感情が駆け巡った