ay

リリーのすべてのayのレビュー・感想・評価

リリーのすべて(2015年製作の映画)
2.0
勉強になりました!みたいな高評価が多いことが悩ましい映画・・・。これは大昔の性転換手術(SRS)が一般的でなかった時代の実話をもとにした「フィクション」なので、現在のトランスセクシャルの置かれている状況は当事者のYouTuberの動画をみた方が勉強になる。

上記のことを横に置いて、映画としてみたとしても、主人公が(1)性的違和を抱えてるのか(sexの問題)、(2)女性にみられたいのか(gender)、(3)男性がすきなのか(性対象)、葛藤の所在がスパゲティーであり、漠然とモヤモヤした雰囲気になっている。

これをみて良いという人は、「へぇートランスセクシャルって可哀想な人達ですねー」という傍観者であることを認識してほしい。

あとトランスの人を映画の中で亡きものにするのは、いい加減やめたらどうか。大昔の実話という盾を持ってるけど、普通に生きているトランスは沢山いますよ。一周回ってアンチのプロパガンダ映画になってます。
ay

ay