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ソレダケ that’s itのASAのネタバレレビュー・内容・結末

ソレダケ that’s it(2015年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

2015.06.25 : 記録@シネマート

染谷くん目当てで鑑賞。
独特な映画でした。(そりゃそうです)
カメラワーク、ネーミング、
キャスト、音の使い方

白黒から始まり気づいたらカラーになってました。そういえばいつ切り替わったのかわからなかった…!
初めから爆音で音が止むと微かに耳鳴りが鳴ります、まさにライブの様でした。
どんな展開が成されるのか先入観もなかったので想像できませんでしたが、思ってた以上に面白かったです。
大黒と阿弥は恥ずかしいような演技もするんですが、それは必死故。どんどんハマっていきました。阿弥は特に田舎のヤンキーな印象を受けました。
恵比寿のコミカルなキャラクターがあったお陰で随所に笑える所があり、猪神のシリアスな振る舞いにドキドキし、どちらのおじさまも素敵すぎて、さらに大黒がいるとなるともう私はそれだけでハッピーでした。(結局評価理由はそこになっちゃう)渋いおじさん、最高です。
千手はもう声を低くしていたり役作ってやってます感が凄まじく、頑張ってる中学生にさえ見えちゃってちょっと面白くなってしまった…そして、最後の死に方。え、それで死ぬ?(笑)ってなって周りの手下たちもポカーン。で内心爆笑でした。。(笑)
街中にあんな物騒な格好の人が居たら目立っちゃいそうですけどね、PVみたいな撮り方も面白かったです。

「はじめて逃げない俺が生まれるんだ。
行くんだよ、その先に。」
内容は戸籍を奪われた"幽霊"が必死に悪と戦う話。こんな人たちを見せられると自分がいかに幸福な家庭に生まれて育って過ごしているかが身に沁みて分かります。

世の中は"違い"で出来ている。
どちらかがなくなればもう一方もなくなる。
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