ソレダケ that’s itの作品情報・感想・評価・動画配信

アングラすぎる。戸籍を除いた時に残った物がその人の人となり。

年に一回上映の日に行ったらブッチャーズファンの方沢山いるし、いいちこウーロンハイ飲めたし、爆音でブッチャーズ聴けたしよかった

20220528

染谷くんの演技、園子温の『ヒミズ』観て以来大好きです。今作でも見事に狂い咲いてました。これぞJカルト！！

僕が映画文化に目覚めたのは高校生の時に石井監督の『狂い咲きサンダーロード』と長谷川監督の『太陽を盗んだ男』に出会ってしまったからだと言っても過言ではないです。
そのくらい熱量のあって、一切説明なく映像と音楽でただただぶん殴ってくる感覚。どこを切り取っても暴力しかない画面。最高です。
石井監督を差し置いて一体誰がこの汗だくの疾走感を体現できるのか…。

言ってしまえば完全に雰囲気でなんとかなってる、ただソレダケの映画ですが、素晴らしかったですね🏍
今夜は最大音量でブッチャーズ聴いてアタマ破壊したいと思います。
愛してるぞ吉村秀樹。

すごかった〜。
石井岳龍という人にとって、映像とは言語なのだな。
やりたいこと詰め込んで、少し不恰好になるとこなんか自分が好きなバンドたちそのものだと思った。映像か音楽かってだけで、通ずるところを見つけられるのは嬉しい。

まず冒頭5分の逃走シーンが最高。
棒読みなのにみんな様になりすぎ。
村上淳てこんなにかっこよかったのか。呼んだだけー！は面白すぎた。
女の子はパッとしなかったけど、最後のアクションシーンで爆発したね。このタメかたとかもなんか音楽的だなと。ブッチャーズの音楽も最高。

とは言え大クセなので、石井岳龍のネームバリューなしに見たら自分がどう受け取ったのか気になるところ。

普通じゃない音量に設定されたブッチャーズのBGMに浸る映画。
もはやバックグラウンドではなくフォアグラウンド。
何回も聞いた曲なのに、切り取られたギターのノイズが新鮮に新しく聞こえた。

オチが最高に良い。
演出も良い
衣装もカッコいい。
でも綾野剛軍団はちょっとどうだろうか。

個人的に、演技が全体的にキツかったので、感情移入しきれなかった。
渋川氏の演技は好き。

一瞬、吉村さんの映像が写ってエモくなった。
まだまだアルヨハードコア。

ドンドコドンドコ！！テンポがもうちと欲しかったけれど、こういうのん最高す…
笑えるというのはほんと最高ね！
染谷氏、まつ毛が長ぅてほんと良いですね。尺。あとポソポソ思ったことをそのまま話してる具合が好き！
ブッチャーズはまじ最高です！！！！！！

こだわりは、感じるけど…。

何これ！？て感じ😮‍💨

内容が伴ってない😒

音もやかましめ🔊

【過去に観た映画】2015.12.7

染谷将太主演で、石井岳龍監督！
染谷ファンである上、石井監督好きとあれば、観なければ。

石井聡互名での「高校大パニック」で、衝撃を受け、「狂い咲きサンダーロード」「爆裂都市」と、その邦画の革命児っぷりに、イカれた口である。

で、本作はロックバンドありきで作られた企画で、あったが、そのバンドの企画者が急逝した経緯があったようだが、故人の遺志を受けた石井監督が、
新たな脚本で、進めたものだと。

冒頭から疾走し、そのカメラアングル、カット割りの個性が際立つ。

ファンタジックてエキセントリック！
そして、生死の曖昧さ。

「コウノドリ」で、素敵な医者を演じてる綾野剛が、悪のボス役で、痛すぎる五右衛門をやらせたり、村上淳がまた、妖しい役だったり。

クライマックスから、ラストに
かけての二転三転ぶりが、
面白く、最後まで飽きさせない。
ラストはちょっと切なすぎるけど。

捨て子で戸籍のない大黒(染谷将太)が、捨て身で悪に向かう、どんな拷問にも耐えるイカれっぷり。
こういう役が一番、似合うなあ。

名画座２本立てだったけど、
もう１本「逆噴射家族」。

ストーリーや登場人物の意味を求めず、音楽と映像の持つ勢い、俳優陣のその場の演技を楽しむ映画かと思う。何でもあり。でも観ていて疲れてしまった…

脈絡なく始まるし、よく分からないまま進んでしまうけど、現実と妄想が混じり合った結末は良かった。

綾野剛が演じる先手が主人公の兄ということが分かり、父親のことを話しているシーンは先手の生まれ持った狂気が感じられて好きだった。傷見せるところの色気がすごい……

• #綾野剛出演作品鑑賞記録