すたいる007

ナッシング・バッドのすたいる007のレビュー・感想・評価

ナッシング・バッド(2014年製作の映画)
3.6
出張移動中に視聴。

原題は

small time

と。


中古車ディーラーのセールスマン、アル。

別れた奥さんについて行った息子、フレディ。

この息子とアルが中心の物語。

アルの相棒、アッシュがなかなかいい味出してる。



大学は、行くつもりがあって、行けるものなら行っておくのがいいと思うけど

本人が嫌で、後悔しない理由がえるなら

止めることもない、か。

自分が親ならどうだろう。


ここでの離婚の理由は

現実世界でもありえそうなことだけど

それに挟まれた子供の気持ちとか

父親の気持ちとか考えると

なかなか切ない。


息子が活躍する姿を見て嬉しいけど

人として正しいとは言えない言動に対して

父親として正しい接し方を貫く。

嫌われることを承知で、

息子にとってより良いと思う道へ向かわせる。

なかなか切ない。


人生のなかで

何に優先順位を置いて生きるのか

自分の望みをどこに託すのか

人によって違いはあるけど

どんな選択をしても

その人自身に悔いがなければ

きっと何でもいいのかもしれない

と。

そして最後は

ハッピーエンド

息子も人としての正しいところを

ちゃんと理解できていた。

よかったよかった。


ありそうでなさそうなお話。

音楽や雰囲気もだいぶ陽気なので

あまり暗くならないで観るのがよい

気楽に観やすい作品でした。
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