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光をくれた人のasanaのレビュー・感想・評価

光をくれた人(2016年製作の映画)
4.5
50's前後の設定。小さな島で幸せに暮らすトムとイザベル。やがて妊娠するも、医者のいない島で2度の流産に見舞われ、イザベルは情緒不安定に。そこへ流れ着いた1組の父(死亡)娘。2人は自分の娘としてルーシー(=グレース)を育てていく。
本来なら手続きをしないとダメだけど、再び喪失感を味わいたくないが故に内密で育てようとするイザベル。そんな妻に協力してしまうトム。1度でも辛い流産を2度も経験したイザベルの気持ちは計り知れないけれど、自分を正当化するイザベルの姿は痛々しい。
後にトムはグレース達の墓を発見。彼らが行方不明になった経緯を知る。"大戦で多くの人が命を落としたのに、何故神は自分を生かしたのか" 相当複雑な気持ちでルーシーとの日々を過ごしたんだろうな。
しばらくして、イザベルもグレースの母親と遭遇。心の支えを2度と失いたくない彼女はルーシーの為だ、自分が母親だと訴える、、そんな彼女を最後まで守ろうとするトムがイケメン過ぎた。
グレースの母親も辛かっただろうな。でも、母親にとっては我が子が健康で幸せに暮らす事が1番なんだよな、と。"1度赦すだけでいい" グレースの母親はまじで人格者だと思った。グレースの祖父もイザベルの母親も素敵。
そんで、子どもも大切だけど、夫も同じ様に大切。イザベルの成長が観られて良かった。泣くまではしんかったけど、感動。
そしてやっぱりアメリカ映画観やすい。