光をくれた人の作品情報・感想・評価・動画配信

光をくれた人2016年製作の映画)

The Light Between Oceans

上映日:2017年05月26日

製作国:

上映時間:133分

ジャンル:

3.7

あらすじ

『光をくれた人』に投稿された感想・評価

小さな島で灯台守をやっている夫婦。
妻が立て続けに流産して精神不安定なところに、ボートに揺られて赤ん坊が流れ着く。
思わず自分の子供として育てることにした夫妻だったが…。

そもそもこのご主人が灯台守になったのも、第一次世界大戦の従軍に深く傷つき、一人になりたかったから。元々繊細な人なのだ。
どうしてこの旦那さんが、あんな余計なことをしたかというと、
心の内で正しいことは何かと絶えず自問している様な人だから、戦争で誰よりも傷付き、こんな片田舎に流れてきたのだろう。

後半、子供の誘拐どころか殺人の疑惑までかかってしまうが、この灯台守の妻が仕方ないとはいえ、常に自己中心的な考え方なのでイライラした。
実母ハナは、当時のご時世なのにドイツ人と結婚するくらいの人だから、公正な人だったので救いがあった(『八日目の蝉』の実母とは真逆)が、
この人の苦しみを考えると、イザベルはもうちょっと自制しろよ!と言いたかった。
でも、最後には夫の心の声が届いてよかったと思いました。
序盤恋愛、中盤ドキドキ、終盤悲しい系のドラマ
出演者、マイケル・ファスベンダー、アリシア・ヴィキャンデル、レイチェル・ワイズなど

【内容】
戦後の1918年から数年間のお話がメイン(ラストで1950年になる)
トム(マイケル・ファスベンダー)は戦争で身も心も疲れ果てて独りになりたくて誰も志願しない僻地ヤヌス島の灯台守となった(島には灯台しかなく誰も住んでいない)
そんな孤独なトムもイザベラ(アリシア・ヴィキャンデル)と出会い結婚したことで閉ざされていた心が開き充実した生活を送る日々

だがイザベラが妊娠するも流産、それも二度繰り返してしまい悲しみに暮れる2人
そんな時ヤヌス島にボートが流れ着き、その中には赤ちゃんが乗せられていた
イザベラは赤ちゃんに情が湧き離れたがらない、葛藤するトムだがイザベラと赤ちゃんを思って真実を報告せず自分達の子として育てることを決意する

そして成長する娘と幸せな毎日を過ごしていたのだが、偶然実の母親(レイチェル・ワイズ)のことを知ってしまい、次第にトムは偽っていることに耐えられなくなっていく、、、

【感想】
んー、ちょっと見てるのつらい系だった
なんとかハッピーエンドにならないかと思ってたけどダメだった、それがまたつらくて高評価は出来ないかなぁ

どうすれば良かったんだろう?もし〜だったら?をいっぱい考えちゃった

まず一番最初の報告するかしないかの選択だけど、ここは報告しないの一択しかないか(話進まないしw)
リスクはあるけどバレる可能性としてはかなり低いはず、まして1920年代ならなおさら
そして奥さんが二度も流産があっての状況、あれで旦那が報告するってなったらたぶん結婚生活自体終わったはず、そりゃ出来ないよ

次は旦那が本当のお母さんに手紙を出した件
偽るのに耐えられなかった、わからなくもないけどここを耐えれば何事もなくいけたよね?
そもそも本当の母が近所の人だったってところがあり得ないような気もするけどそこは置いといて
最初の選択で自分達の子にするって決めたんだから貫くべき
偽っているの忘れることなんか無理だろうけど、娘を見るたび、本当のお母さんのことを思うたび、苛まれるだろうけど、そこは耐えないとって思う

奥さんが嘘をついた件、そして土壇場で嘘を撤回した件
前者のほうはわかる
耐えられなかったとか言って暴露した旦那は裏切り者で許せないと思う
わからないのは後者
そのまま嘘貫いたら娘が帰ってくる?っていうまさかの展開になりそうだったのに
個人的にはこのラストならまだ良かったなぁって思う
違うかなぁ?旦那さん的にもこのストーリーのほうが良かったと思うんだけどなー

だってその後の2人の暮らしって絶対幸せじゃないもん
偽りだとしても、それに苛まれるとしても、自分だったら子供手放す選択は選びたくないなぁ

でもラストの成長後の娘が幸せそうだったのが救いか、訪ねてきてくれたことが救いか
そして本当の親に返すタイミングもギリギリ間に合った感じか、もう少し大きかったらもっと難しかったはずだもんね

・まとめ
最初のほうは灯台で家族仲良く暮らすお話なのかと思ってたら意外な展開にドキドキした
こんな誘拐ものみたいなストーリーだとは思わなかった
こういうのってどうすれば良かったのかを考えるんだけど難しいよね、複雑な気持ちになっちゃう
それまで普通に暮らしてたんだからそのまま放っておいてよ!って思うんだけどそれじゃお話進まないもんね、でもみんなつらそうなのは見ていてきつい
第一次大戦で心に深い傷を負った元兵士トム。
退役後、何もかもを捨て去るようにして静かな港町へと辿り着いた彼は、小さな孤島に聳え立つ灯台の灯台守という職を得る。
以来彼は、深い孤独の中でただひたすら海を照らす光を守り続けていた。
ある日、そんな孤独なトムの人生に新たな光が差すことに。
港町に住む純朴な女性イザベルと恋に落ちたトムは、情熱的な交際期間を経て、彼女を妻として灯台のある島へと迎え入れることになるのだった。
誰にも邪魔されず、平穏ながらもただただ幸せな日々を過ごすトムとイザベル。
だが、そんな幸せな日々も長くは続かなかった。
子供を強く望んだ二人だったが、最初に身ごもった子供は流産し、二人目も死産してしまう。
心身ともに疲れ果て息詰まるような生活を続けていた二人。
だがある日、そんなトムとイザベルのもとに信じられないようなことが起こる。
一艘の小さなボートが島へと流れ着き、その中に若い男の遺体と生まれたばかりの小さな女の子が横たわっていたのだ。
すぐに当局へと報告するというトムを説得し、イザベルはその女の子にルーシーという名をつけ、自らの子供として育てていくことを決意するのだった――。

物語はその後、罪を隠しただ幸せそうな夫婦を演じていた二人が数年後、教会で衝撃的な事実を知ることで急展開することになる。
そう、彼らがルーシーを授かったのと同じころ、生まれたばかりの女の子が父親の乗ったボートで行方不明となる事件が起こっていたのだ。
残された母親はただひたすら子供の行方を追い続けていた。
「もう隠しておけない。真実を話すべきだ」というトムに、イザベルは「私が母親よ。何も言わないで」と訴える。
親の性とは言え、見ていてなんとも心苦しい展開が続く。
誰も悪くはない。ただ心が少し弱かっただけ。
そんな人々の悲劇など我関せずとばかりに海は今日も波打ち続ける……。

デビュー以来、美しい映像でもって人生の光と闇を見つめ続けるデレク・シアンフランス監督の美質が今回も冴え渡っている。
本当の家族としか思えない役者たちの演技も素晴らしい(主役を演じた二人はこの後、本当の家族になったらしいが)。
最後、年老いた主人公の元に成長した娘が訪ねてくるシーンなど、年月の重みを感じさせ涙なくしては観れなかった。
ときに暗い海へと沈み込みそうになる人生というものに、微かな道しるべともなる明るい光を投げかけるような味わい深い一篇だ。
SyotaHorie

SyotaHorieの感想・評価

4.2
正しさだけではない
愛があると思いました。

子どもを贈られた親と
子どもを失った親

子ども失った親と
子どもに親の存在を受け入れてもらえない親

どの立場でも
辛く、憤りも悲しみも
また幸せも感じる映画でした。

あのときどうしていたら、の後悔より
誰かを想うこと
愛する事の尊さを、
強く強くおもいました。
aktmovies

aktmoviesの感想・評価

3.7
『光をくれた人』(2016)
原題:The Light Between Oceans
監督:デレク・シアンフランス

悪くはないが、前半の退屈さとラストの淡白さが少し残念な作品。

アリシア・ヴィキャンデルもマイケル・ファスベンダーもハマり役でとても魅力的。
親子の絆は「血」か「時間」かという『そして父になる』的なテーマは興味深く見ることができた。
オーストラリアの景色も美しく、物語もとても丁寧に作られている印象で好感を持てる。

ただ、特に前半部分についてはその丁寧さが裏目に出てしまい退屈だった。
レイチェル・ワイズが登場するあたりから、物語は加速度的に面白くなるが、物語の締め方は少し淡白に感じる。

もう少し面白くなりそうなテーマなのに惜しい作品だった。

このレビューはネタバレを含みます

海辺や島の風景が美しい。それと同時に吹き荒む強い風の音が印象的。美しいが寂しい。孤独で気がふれるのも納得の灯台守の職場環境。
私なら滞在半日でギブアップするかも…

それなりに面白かったし考えさせられた作品で、映像もとてもキレイで、抑えめの音楽も好みです。演者もみな素晴らしい。
でも、感動はしなかったな。


以下、個人的気になる点。

なんでイザベルは妊娠しても里帰りしなかったんだろ?出産予定日の直前に船に乗るつもりだったのかしら…(ストーリーの展開上、流産させる必要があったというのはキツすぎない?しかも二度も)


あと、ハナが『グレースが懐かない』って言いに来たことがきっかけで罪の告白をするイザベル、という流れがどうにも気になる。

イザベル的に、トムに罪を負わせた罪悪感からの贖罪というより、子供が戻ってくるかもしれない可能性に賭けたように見えてしまった。(手紙を読んで、夫の愛情を再確認したのが正解なのは分かるんだけど、なんだかモヤる)


ファスベンダーがちびっ子と戯れるシーンは、微笑ましくて素敵でした。あのシャークスマイルは良すぎる笑
yyy

yyyの感想・評価

3.2

このレビューはネタバレを含みます

全員の心境が分かってしまって苦しすぎる。

最初の時点で同意してしまったんなら隠し通せよって思うし、探してる人がいるかもって考えた上で同意するならしろよって感じやけど、2人目流産の悲しさもあったし奥さんの押しの強さもあったから同意するしかなかったのかなぁとも思ったり。

で、奥さんの気持ちもわかる。4年育てたのに今更!?ってのは超わかる。正直もうよくね?ってなった。でも、残された本当の母親の悲しみを見たらそうも言ってられない。てか、そもそも3年前に「あなたの娘は大切に育てられてます。」って手紙を出したから探し続けてるんですけどね。それなかったら悲しみ乗り越えて次行けてたかもやのに、中途半端なことしやがって。

たくさんの人が傷つけられたけど、あるべき姿には戻った。しっかり因果応報、自業自得やしね。
子どもは新しい環境にすぐ慣れますね。

ハートフルハッピーかと思いきや、重いツラいが多くて胸がギューってなりながら観て、なんやええ感じに収められた感じ。まさかの壮絶人生系。ハートフルではない。なかなか面白かった。

全体の雰囲気が儚くてちょっと暗めで脆そうで、なんか絵画みたいな感じ。
The Light Between Oceans
ちょうど数ヶ月前、Sophie Blackallの『Hello Lighthouse』という絵本を読んだ。そちらでlighthouse keeperのお仕事を少し理解した。今でこそ電動?になり無人だが、昔は曇りをなくすためレンズを磨いた。大抵 僻地での勤務。大変な仕事だったようだ。
「子供を亡くした親を呼ぶ言葉はない」。他の作品でもおんなじこと言ってたなぁ、どれだっけかな。
結婚してから愛し合っているのは分かるが、出会ってから惹かれ合うまでの過程があまり描かれなかったので、お互いがお互いを好きになった理由がよく分からなかった。
途中の決断は夫の判断が正しいと思うが、、、たとえ養護施設に入れられてしまうとしても、そちらのほうが良いのではないかと。そして養子にすることができてもできなくても、彼女はいずれ本当の母親と会う。たとえ母親がその子を捨てていたとしてもだ。そのほうが、、と個人的には思う。物事はややこしくしないほうがいい。
「彼は私を愛していると言った」と彼女は言ったが、それは事実だ。愛しているからこそ、嘘の報告をしたし、嘘の証言をした。むしろ彼女のほうが、子どもに取り憑かれて夫をないがしろにしている。もちろん、子どもを二度失った肉体的・精神的な苦しみは、私には計り知ることのできないものだが。
それにしてもレイチェル・ワイズの美しさは格別だ。
Based on the 2012 novel, M.L. Steadman's debut novel.
メ モ ) Dec, 1918 西部戦線(フランス) ヤヌス島 灯台守 1921年 1923年 ふくろうのガラガラ ドイツ人への差別 ギニー(金単位) 3人の賢者たち 40周年 2つの海 罪に追いつかれた 1950年
theocats

theocatsの感想・評価

4.2
久々の純正・悲劇的ヒューマンドラマ。

灯台守として孤島に赴任している若い夫婦。
妊娠はしても流産が2回続き悲しみに打ちひしがれる二人・・・しかし、そこに手漕ぎボートに乗った死んだ男と生きている赤ちゃんが流れ着く。
夫は正式な連絡をしようとしたが、理性ではなく”行き過ぎた母性”が先走る妻が赤ちゃんを自分の子供として育てたいと懇願する・・・

そこから始まるのは客観的には犯罪行為でしかなく、夫の心は良心の呵責に苛まれる。
そして偶然に赤ちゃんの母親を見つけ、小舟が孤島に流れ着いた経緯も知り、何としても母親の元に赤ちゃん(すでに4歳児)を返そうと手を尽くす。。。


いやぁー、夫・妻・実の母親・その他何れの人間の心境も痛いほど良く伝わってきて、狂った母性ゆえに理性を踏み外した妻でさえ責める気にはなれず、のど元がずっと苦しくなるそんな映画でした。

自分が夫の立場なら妻の懇願を冷酷に撥ね付け、四角四面に見た通り報告しただろうなぁなんて思ったりもしました。全くつまらん男だ・・苦笑
第1次大戦で心に傷を負ったトムは灯台がある孤島に移り住むことに。
一人で生きていくことを決めたトムの前にイザベルという女性が。
2人は自然と結婚から夫婦へとなるが、子供に恵まれない日々の中で島に赤ん坊が流れ着く。

時代のためなのか宗教観なのか。
赤ん坊を育てようとしてしまう夫婦。
特に妻の詰め寄るやるせなさ。ここをしっかり納得させてくれるのかどうかが分かれ目になる。

何しろ他人の赤ん坊を奪うのだから罪なわけで、それを隠して生きていくのだから。
そしてこの罪と赦しがポイントになっている。

ファスベンダーとアリシア・ビキャンデルが実際にカップルになった作品だが、妻のわががまに見えてしまったことが、どうしても引っかかりを覚えてしまう。
あと泣かせる演出がやけに多いのもどうかと思う。
>|

あなたにおすすめの記事