光をくれた人の作品情報・感想・評価

「光をくれた人」に投稿された感想・評価

ThatMan

ThatManの感想・評価

3.7
海に流れ着いた子供を拾い、自らの子供のように育てた灯台守の夫婦。しかし、子供の実母が現れ、夫婦と子供の日常は崩れていく。

親子のあり方について考えさせられました。
血のつながらない夫婦か、生き別れた母親か、どちらが親として見なされるか。
誰が本当に良いのかを考えるのがけっこう難しかった。

夫婦でイチャイチャしているのはあまりなくて、美しい夕日を多めにしているのは良かったです。

最後にイザベルがどうしてああなったのかが謎で残念。

自分だったらどうすれば良いのだろう。
実生活でもご夫婦のマイケル・ファスベンダーとアリシア・ヴィキャンデルが共演した、とある両親と子の物語。

灯台で密やかに暮らす新婚夫婦。二度にわたる流産に苦しんでいた二人の前に、女の子の赤ん坊とその父親らしき男が乗ったボートが流れ着く。男は既に死んでおり、二人はその女の子を自分の子供として育てることを決意するが...。

子宝に恵まれなかった夫婦の前に現れた天使。しかし、その天使には本当の親がおり...と想像しただけで胸が苦しくなる、かなりシビアな作品でした。
マイケルとアリシアが本当の夫婦であることも相まって、より葛藤や悲しみ、そして二人の愛がじわじわと伝わってきました。キスシーンはなぜかこっちまでドキドキ(笑)。それにしても美男美女のカップルだなぁ...。

子供の本当のお母さんであるハナに扮するレイチェル・ワイズも熱演。ハナとイザベル、二人の母親それぞれの視点に立つと、どちらも自分の子供との時間は宝だし、さらに子供を奪われた時間の苦しさも想像を絶するものだなと。私がイザベルの立場だったらどうしたかな、ってふと考えましたが誰でもあの選択をするだろうと納得。

あまり書くとネタバレになりそうなのでこの辺りにしておきますが、とにかく胸が張り裂けそうな重厚な愛の物語でした。
アリシアが悲しむシーンがたくさんあって、もう見てられなくて一緒に涙しました...。ポスターからは想像できない重さがあるので皆さんご注意を!(笑)
Gacha74

Gacha74の感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

泣けるとわかってて泣いた。
イザベル、トム、ハナ、みんなの気持ちがわかって全方向で泣けた。

イザベルの気持ちは痛いほどわかる。
2度目の流産をしたばかりの時期でなかったら正常な判断ができたかもしれない。

でもだからイザベルは悪くない、わけではないよね。だって本当の母親ハナがいるんだから。

ハナの存在を、彼女の絶望を知って、嘘をつき続けられなくなったトム。それでもイザベルだけは守り通そうと新しい嘘をつき通そうとする。全ては戦争に傷ついた彼に生きる希望を与えてくれた妻のために。

トムの誠実さには胸をうたれる。寡黙さに秘められたその熱さたるや。

ハナの気持ちもとても複雑。
娘が生きていて自分の手元に戻ってきたけれど、自分を母親とは認めないし、違う女を母親と呼ぶし、家に帰りたいと目の前で泣かれて、こんなに辛いことってない。
だって産んだのも名前をつけたのも最初に育てたのも自分なのに。

そーなってくると、憎くなってくる。かえそうとせず育て続けた人達のことが。でも思い出すのは死んじゃった夫の言葉で。

なにがあってもいつも幸せにしている夫に、なんでか聞くと「1度赦してしまえばいい」って答えがかえってくる。恨み続けることはそのことをいつも思い返さなきゃいけないから、赦せばいつも幸せにすごせる、みたいなこと。

この「1度赦してしまえばいい」って言葉がこの映画では1番印象に残った。

このハナ役はハムナプトラにでてたレイチェルワイズがやっててはまり役。

キャスト関連で調べたらトムとイザベルを演じてた2人は実生活でも結婚したってあって、それも納得の愛ある演技でした。

観た直後のレビューなのでかなりとっちらかっているけれど、とにかく深くてよかったです。

最後の描き方も救いのある、あぁよかったな、って思える終わり方で満足!
minami

minamiの感想・評価

4.5
男女の愛だけで無く親子の愛まで描いた作品です。
戦争で傷心していたトムが誰も悲しむ人がいないからと一人を選んだのに最愛の人に出会う…
母親にとって子供というのがどれほど最愛の人なのか…
それが血が繋がっていない子だったとしても。
設定はなかなか普通じゃないけど私もトムに似たところがあるしイザベルの気持ちも分かるのでとても感情移入して見れた作品でした。
愛せる人に出会いたい←切実w
全てのキャラクターに感情移入しすぎて号泣。誰も間違ってないのに...
sui

suiの感想・評価

4.3
辛い。辛すぎる。そして愛が深すぎる。どうしようもない出来事だとしても、あまりにも辛い選択に、トムやイザベル、ハナ全ての人の幸せを何とか叶えて欲しいと願うしかなかった。
トムに光をくれた人は妻であり、娘であり、そして…。時を経て得るものもあるんだなぁ。
ハナの夫が言うように赦すことが出来る人間になりたい。あと、手紙ってやっぱり素敵だ。
Ryosuke

Ryosukeの感想・評価

4.0
全ての人に共感できて、正しいけど間違ってて辛すぎてめっちゃ泣いた
愛するってなんや、自己犠牲するほど愛したい
それぞれに感情移入できすぎて
くっそ泣いた

珍しくタイトルが
いい仕事してる
ウエ

ウエの感想・評価

4.0
アメリカ版八日目の蝉みたいな話だった
みんなが可哀想で、後半嗚咽するほど泣いてしまった
アノン

アノンの感想・評価

3.7
この作品に悪や善など無い。
全ては愛ゆえの行い。

2度子供を授かり2度流産を経験した孤島に住む夫婦がある日、島に流れ着いたボートの中に男性の死体と赤ちゃんを発見する。
その時、夫婦はある大きな決断をする…

フィルマークスでよく見かけていて気になってた作品だけど、こういう内容だとは知らなかった。
とても難しい作品だと思う。トムとイザベルの行動を罪と捉えるか愛と捉えるか。

私はトムにもイザベルにもルーシーの実の母親にも同情してしまった。

イザベルが赤ちゃんを手放したくない気持ちは痛いほど分かるし、トムの罪の意識が大きくなるのも分かる。

実の母親が下した決断もすごいと思う。
自分があの立場ならあんなこと言えないだろう。

"愛"、"赦"、それが全て。

ファスベンダーとアリシアちゃん、ほんとにお似合いだな〜
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