デロング

光をくれた人のデロングのレビュー・感想・評価

光をくれた人(2016年製作の映画)
3.8
オーストラリアの孤島で灯台守として赴任したトム(マイケル・ファスベンダー)と妻のイザベル(アリシア・ヴィキャンデル)は幸せに暮らし始め、やがてイザベルは妊娠するが立て続けに流産してしまう。そんな時、見知らぬ男の死体と赤ん坊が島に流れ着き、その赤ん坊を我が子として育てていく事に。しかし、この過ちが人生を大きく変えていく事になるヒューマンドラマ。

赤ちゃんを育てたいと思うイザベルの気持ち、通報しなければいけないと思う正義の気持ちもありながら、妻の今までの苦しみを知り、もう悲しませる事が出来ないトム、そして中盤あたりに登場してくる夫と娘を同時に失った本当の母親ハナ(レイチャル・ワイズ)の気持ち。3人の演技が素晴らしいのもあって痛いほど伝わってきます。物語が進めば進むほど幸せがどんどん遠くなっていく感じが観ていて悲しいです。

切なかったけど観てよかったです!もちろん愛の物語なんですが犯してしまった罪と赦しの物語でもありました。赦しについては映画を観てください。(^-^)
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