りゅうぺー

光をくれた人のりゅうぺーのレビュー・感想・評価

光をくれた人(2016年製作の映画)
4.1
なんかもう、ただただ悲しくて、ふと考えるとまた寂しくて。
でも、いい時がすごくあって。愛することとか、赦すこととか。深く響く作品でした。
光をくれた人、そうやって考えると、愛してもらえることは光だし、許されることも光。
光に照らされたとき、人の視界は広がり、それに驚き、暗闇の自分を恥じて、自分もそうありたいと願う。
好きな人ではなくても、人として愛をもって接することはできるし、何かを赦すことだってできるかもしれない。
そういう自分で少しでもあれたらと、ずっとそうであるほど立派な人間ではないので、少しでもと念を押しつつ自分の胸に。

話としては、八日目の蝉なんかに近くて、灯台守として島に住むトムとイザベルは子宝に恵まれない。そんなとき、嵐の夜に赤ん坊がボートでたどり着く。育てることにした二人だが、トムは罪悪感に耐えられず自分一人の罪として牢屋に。妻イザベルはそのトムの愛に戸惑い恨むが、やがてその愛に気がつく。そんな話。
りゅうぺー

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