TakaoOikawa

アナーキーのTakaoOikawaのレビュー・感想・評価

アナーキー(2014年製作の映画)
1.5
古典ともいえる物語が下敷きなので、思い通りに事が運ばない世の常ともいえる状況、ちょっとしたボタンの掛け違いで瓦解する人間関係、各人の持つ思惑のダークさなど、ベースとなっている人の動きに納得感はある。かといって、それを現代にアレンジした所で面白くなっているかというとそうでもない。むしろ現実味が増しているだけに、人物像の掘り下げ方の不足や古風な動機が際立つ。特に狂言回しや突然の新キャラの登場やその位置付けなども吞み込みづらい。
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