殺人鬼というのに動機を与えると良い方向に進む場合と進まない場合があるうちの後者かと
仮に過去にいじめを受けた怨恨としてもそれを結びつけるだけの物語りが弱い。
前半の緩い基調のものと合わず。
あのセックスと殺しのカットバックもよろしくない。
全体的に緊張感に欠ける。
佐津川がフェティッシュの役割として、森田剛にちゃんと顔を殴られているのは良いけど、それも改めて10年代に描かれなくてはならないものかという疑問。
原作漫画のためだけど、どうせなら今の世代を反映させた日本ノワールモノを見たい。
その点では欲望の多様化で充足する人が多い近年にあって周辺のコミュニティへの強い連帯に支配的な家族やその土地に縛られるものの憤りも一つの軸している「ビジランテ」方がまだ新しい映画の開拓の余地ありかと
全体的に古い