RomanMiyajima

ヒメアノ〜ルのRomanMiyajimaのレビュー・感想・評価

ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)
4.3
エロい、グロい。なのに切ない。
暴力や殺人がいかにいけないことか分かっていても、彼の中では殺人は一般的な日常の中に組み込まれている一般的な動作なだけ。
彼に殺人の善悪を問うのは我々が「どうして食事をするの?」と聞かれるのと同じこと。

そしてこの映画の重要なポイントは彼が快楽殺人をしているのではないということだと思います。それに気づければ、この映画の見方もまた変わると思います。

また、濡れ場と殺人のシーンを交互に見せる演出に、生と性を感じてゾッとしました。
生まれゆく性と死んでいく生。
この映画にあった様々な演出や、キャスト陣の確かな演技から、色々なことを考えさせられた気がします。
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