笑い、ラブコメ、官能、恐怖、感動、映画の旨味がこの一本に詰まってる！要素が色々盛り込まれているけれど、それらが互いに邪魔をしてなくて、いつの間にかのめり込んで観ていた。
純粋さも、猟奇的な殺人も。どちらもひとつネジがずれているような危うさを、さらっと息をするように演じていた森田剛くんの演技が本当に凄い。彼以外に務まる人はいなかったかも。濱田岳くんもムロツヨシさんも、日常感のある演技うますぎ。
あとね、映画見てて、やられた、と思ったのはまずタイトルバックのタイミング。結構エピソードが進んだところで入るから、え、プロローグだった訳、今まで！？ってね、やられました。
それから、ベダだけど犬ですね。いかんて、犬は。とっさに彼の持つ、根の優しい部分がでたように感じたよ。
残虐なシーンは目を背けたくなるけど、平気な人にはおすすめしたいなぁ。
