グランド・ジョーの南麗のレビュー・感想・評価

ホワイトトラッシュのゲイリーと、黒人の日雇いを監督しているジョーの物語であり、南部の呪いのような鎖がうねうねと渦巻いていて、登場人物の誰もそこから抜け出せない、そんなひりひりした映画でした。
ゲイリーの父親役をした、ゲイリー・ポールターですが、この映画に出演するまではどうも本物の浮浪者で、しかも亡くなっているのが見つかったそう。
ニコラス・ケイジの最高傑作は言い過ぎだと思いますが、演じたジョーはとてもはまり役でした。