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戦慄怪奇ファイル コワすぎ!最終章のmatchypotterのレビュー・感想・評価

3.8
田代ぉぉぉぉ!田代ぉぉぉぉ!
お前が、頼りだぁぁぁ!
工藤Dと市川ADのためにぃぃぃぃ!
そう、カメラマン田代の回、それが“最終章”。

《ご長寿の映画》Part.Ⅳ、Vol.15。
劇場版を経たシリーズ7作目。

前作で市川ADは“あっち”の世界に取り込まれてしまい、頼りの工藤Dはまさかのここまでの足跡と自分の過去による確変が起き、“あっち”と戦う術を身につけるも彼も彼で“あっち”に、、、。

この“最終章”、どうするのか、と。
そこで、ついに、ついに、彼にお鉢が回る、、、カメラマン、田代。

彼は2人が行方不明になって以来、東京上空も大変なことになっていて、それをカメラに収めながら2人を“あっち”から連れ戻す術を探していた、、、。

それをカメラマンならでは、彼のスキルを活かし、全世界生中継で、、、“最終章”、始動。

彼がそんなカメラアングルで今までのおさらいをしていると、、、、現れる、、、、意味不明なヤツが、意味不明な“えの”が。

その“えの”が、意味不明なことを言い始める、田代に。
「夜明けまでに今から言う4つのミッションを田代が成せば、工藤と市川は戻って来るかもしれん」と。

この4つのミッション、、、ヤバい。シュール過ぎる。
まさかの“最終章”、ここまでちゃんと観てきたからこそ、、、、笑う。

田代の奮闘、笑うけど、めちゃくちゃ頑張れって思う。めちゃ応援したくなる。
意味不明だけど、とにかく意味不明なヤツに従い、意味不明なことに果敢にチャレンジし、運命を、この世の終わりと始まりを、、、手繰り寄せる。

“えの”、こいつは一体、何者なのか。
「失敗するかも知れんけどな、一か八かや、俺がな“弾”になったるわ」

お前、最初から最後まで、一体なんなんだ。
シュール過ぎるし、7作目にして出てきた割にクセ強すぎて爪痕残しすぎ。

ホラーのフェイクドキュメンタリー、一周して最高のドラマチックなコメディと化す。最高だな。

「“コワすぎ!”はなぁ、まだ終わらねぇんだよ!」

工藤D、市川AD、カメラマン田代。
この3人でただただ突撃し、一矢報いては代償を背負ってきた6作と、結果的に“あっち”に封殺されてしまった2人を前途多難な道のりで意味不明な糸口見つけて呼び戻さんとする田代。

もう最終的には彼らが動いたことでとんでもないことを巻き起こして、東京をおかしなことにして、この3人が最後の最後にケツを拭く、、、意味不明な“えの”と。

ただの心霊ハンターのはずが。
工藤D、最後、片腕“ARMS”か“鬼の手”じゃないっすか。

もうここまで来ると何が起きても、意味不明でも、この3人に起きてる出来事なので、何でも納得できる。

何か、いつの間にか、田代を笑いながら応援し、工藤と市川の突撃パワーがこんなに勇敢で頼り甲斐があるのかと胸が熱くなってしまう、そんな“最終章”。

“最終章”だけあって、田代と“えの”の道中に、色んなここまでの足跡や人物が散りばめられている。
もともとキャラが立ってない人物すら出てきて、オーバーラップして来る始末で、何度も「あっ!」ってなって面白い。
これは短期間で観てるから余計に思う、、、全てを繋げ、全てに意味を為す。

どうやら、この先に『“超”コワすぎ!』というシリーズがもう少し続くとか、続かないとか、、、観るしかない、これは、、、ここまで来たからには。

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TSUTAYA DISCAS運営の映画コミュニティサイト「Discover us」にて同アカウント名でコラムニストをさせて頂くことになりました。
https://community.discas.net/announcements/ib1wyncr43idknqm
別視点で色々映画について書いていこうと思います!ご興味ある方は是非お待ちしております!
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