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あるメイドの密かな欲望のmsronのレビュー・感想・評価

あるメイドの密かな欲望(2015年製作の映画)
3.5
レミゼに近い時代設定でしょうか?
メイドの母が死んだと聞いても、雇い主は同情なんぞしてくれない悲しい階級社会。そりゃあ世界中敵に回すような不機嫌顔になるでしょう。
ジョゼフに結婚して淫売宿の女将兼働き手になれと言われて悩むも結局一緒に旅立ちますが、ラストの「ジョゼフに支配されることに喜びを感じる」というのがね、余韻を残していいですね。なんでそう思うのか、2人はどうしたたかに生きていくのか、いろいろ考えを巡らせます。こんな終わり方、好きです。
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