このおかしな邦題が本当に憎い。
この物語にあまりに相応しくなくて!
不倫に対する観る者の概念で評価の分かれる作品だと理解できる。
それでも、
全ての登場人物がチャーミングで
会話にユーモアと思いやりがあって
撮影はカーライルホテルを中心としてNYの街を美しく切り取っていて
音楽がその全てを効果的に輝かせていたと思う。
恋の始まりから抗えない結末に向かうブライアンの心細げな佇まいに
A.イェルチンがもうこの世にいないことと相まって、
心が大きく揺さぶられてしまった。
2人の決断、最後の表情、
私は全てが好きだった。
余談としては、
大好きなエリック・ストルツがほんのすこーし出ていて嬉しかった。
彼、全く変わってない!
「ザ・フライ」だったからか?とも思ってしまった。