台詞が少なくて、とても静か。キャストが豪華。人を食べる集団も、薬中まみれの集団も、ゴミの溢れた場所も、正直そこまで過度で派手な雰囲気は全く無く（序盤にエグいシーンはあるものの）只々広がる砂漠と同じ静けさがずっとあった。形は違うけど、それぞれが生きる為に必要な事を淡々としているだけなので、それが善なのか悪なのか問われたら、この世界観の中では色々と考えさせられるものがある。一番最初では絶対思い浮かばなかった終わり方で、またそれも新たな生き方なんだとボンヤリ眺めながら、静けさの余韻に浸れた作品でした。
