ぞのさき

モヒカン故郷に帰るのぞのさきのネタバレレビュー・内容・結末

モヒカン故郷に帰る(2016年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

4 / 16 ( sat )
売れないバンドマン永吉は、恋人由佳の妊娠を報告するため7年ぶりに故郷の島へ帰る。
定職にもつかず、由佳の給料で食いつないできたという永吉に、父 治は激怒し、大げんかが勃発するも、内心は嬉しくてたまらない父母はその夜村の住人を呼んで宴会を行う。
しかしその宴会中に治が倒れ病院に運ばれ、母、弟、永吉、由佳は治がガンであることを医師から告げられる。
治がガンだと知った永吉は、治が昔食べたトマトのピザが食べたいと言えば、3つピザ屋からそれぞれ何種類ものピザを島へ配達させたり、矢沢永吉を心から愛する治のために、えいちゃんになりきったりと、治を喜ばせるため必死に行動する。
初めは島での生活に戸惑いもあった由佳だったが、母のあたたかさに包まれるように次第に完全な家族になっていく。



今年まだ半分あるけど、今年の俺のナンバーワンじゃないかなと思う作品。

とにかくコメディ。
シリアスな場面でだってどこかコミカル。
悲しい音楽なんて流れないで、ほんとにリアルに人が言いそうな、リアルよりリアルが描かれすぎて笑ってしまう。

治が入院してる病院の屋上から学校の屋上の学生に向けて指揮をするシーンも感動的やのに笑えるし、
治がガンであることを告げられたときに、病室で千葉雄大演じる弟が泣きそうになっちゃって、治にばれないように、水買いに行っておいで!って言われて買いに行くも、皆泣きそうになって、次々に水を買いに行くもんだから、何本水買うの、、ってなるシーンとか笑い泣きできる素敵な映画。

大好きな監督の作品やけど、ヒロイン前田敦子かー、、って正直なってたけど、前田敦子でよかった。とってもあってた。
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