このレビューはネタバレを含みます
「17歳の瞳に映る世界」のエリザ•ヒットマン監督のデビュー作。
ビジュアルの少女の表情が好きすぎて、
かなり期待値高めで観てしまいましたが、
これはハマらなかった。
残念。
静かな性格と物憂げな表情からは想像できないほど、
内側は性的好奇心でいっぱいのライラ。
彼女のじっとりとした粘り気のある視線が危ないくらいに生々しい。
そんなライラの目線を通して見る世界は、
様々なものが"性"に結びついてるように見える。
ベッドまで犬を引っ張っていったシーンでは、
かなりヒヤリとしたよ😂
遊び人の大学生に初体験を奪ってもらいたくて、
必死に背伸びをして近づく姿は、
可哀想なほどにイタくて滑稽。
"彼とヤった"という嘘を信じ、
心配して緊急避妊処置のためにクリニックを予約してくれた友人。
この辺りは「17歳の瞳に〜」へ続く片鱗が見えた気がした。
それにしても…
ラスト手前のあの展開はもうちょっとなんかなかったんかな。
3本のアレにドン引きですわ😂
ただ、タイトルはすごく良い。
「愛のように感じた」 It Felt Like Love
内容を知るまでは、
自分に向けられた"それ"かと思ったけど違った。
セックスを求めて彷徨う、
ライラからの"それ"だったんだ。
セックスに愛の幻想を抱いた時期、
あったもんなあ。