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ラ・ラ・ランドのJのレビュー・感想・評価

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
3.7
夢を語り合い近づく2人だが見事にすれ違っていく。

ミアが夢を追っていたら、セバスチャンは現実見ろって言うし、セバスチャンがかつての夢を取り戻したら、ミアはもう諦めてるし。
でもお互いの夢見る時期が被っていなかったからどちらかが希望を失った時に慰められたし、再び夢を取り戻すことが出来た。
ミアはセバスチャンにあなたの夢はそれじゃなかったって思い出させたわけだし、セバスチャンはミアにまた自信を取り戻させてくれた。

セバスチャンがどこにも行かずにミアに付きっきりだったらミアと一緒に子宝にも恵まれる生活ができたけど、夢は叶えられなかったし、あの店は別の人のものになってた。
一旦切り離され、あくまで夢を切磋琢磨し合う関係。だけどカップル以上のこの関係が2人の夢を叶えたんだとラストのセバスチャンの空想でわかりました。




一見関係ないように見える、ミュージシャンという夢と女優という夢。
ミアが誰かになりきっているようにセバスチャンの曲に乗っているシーンがあったけど、映画って音楽でできてると言っても過言じゃない。この2人を繋ぐのは音楽で、必然的に彼らの心情を表す手段としてミュージカルが使われていると思って観てると違和感なく映画に入り込める。




ほんとに2時間あっという間だったけど
ブラボー!!!!って世界的にめちゃくちゃ評価されてたイメージだったのでそこまでか?と思ってしまった。きっと夢追いながら同じように挫けた人が多いんだろう。
でもやっぱ夢みることっていいことだと思う。
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