まず、ミュージカルなのに歌に魅力が無かった。
ストーリーは単純明快で、往年のミュージカルに感動した者としては、物足りなさを感じた。
夢に向かって、挫折もしつつ前向きに‼︎みたいなキラキラ感満載で、映像はキレイ。
個人的なツッコミ所としては、化繊のスーツをバカにされてる売れないピアノマンがヴィンテージカーに乗ってたり、女優の卵がプリウスに…とか、余裕でスマホを使いこなしてる世代に空想シーンが妙なフィルムタッチだったりなど…
ファンタジーは嫌いじゃないし、ミュージカルに完全なリアリティーを求めたりもしない。ただ、この映画は全てが中途半端で、なんか子供騙しな感じがした。
ライザ・ミネリーが歌ったキャバレーを思わせる、オーディションでエマが歌っていたものなんて、私からしたら侮辱のように感じた。
これで感動できる人は、なんやかんや言って幸せな人なんやろうな。