芦屋紀文

ラ・ラ・ランドの芦屋紀文のレビュー・感想・評価

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
3.5
期待しすぎていた。

「セッション」のデイミアン・チャゼルが監督ということ、そしてアカデミー賞6部門受賞ということで、かなり期待してしまっていた。

音楽も踊りも素晴らしく、ここまで騒がれる理由がよく分かったが、個人的には「セッション」の時のような感動はなかった。
何故なら、音楽や踊りに力が入りすぎていて、作品全体の印象が薄くなっていると感じたからである。

ストーリーもありきたりといえばありきたりで、特に惹かれるものがなかった。
ただ、登場人物たちのセリフや演技は非常に魅力的で、胸を打たれる箇所がいくつかあり、チャゼル監督の凄さを感じた。

素敵な映画ではあったが、自分には嵌らない作品であった。

ただ、出演者の演奏シーンやダンスシーン、楽曲は本当に素晴らしいので、映画館で鑑賞することを強く勧める。
芦屋紀文

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