大学いもの皮

ラ・ラ・ランドの大学いもの皮のレビュー・感想・評価

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
4.8
アカデミー賞を惜しくも逃したミュージカル作品。ミュージカルは昔からあまり観てこなかったけど(ディズニー映画やオズの魔法使とメリーポピンズくらい)それは苦手意識があったから。この作品はそんなミュージカル性を苦手意識として観ないという選択をするなんて勿体なさすぎる作品だ。実際、ミュージカルとして表現されるシーンはそれほど多くないし、くどくなく、あくまで心情を表現する際に最少限度の登場人物が歌う程度。(主にエマストーンとライアンゴズリング)最初と最後の部分はバックダンサー有りの大迫力のシーンがあるが、これも特に後者はある仕掛けを演出するための非常に面白いミュージカルシーンの使い方だなと思った。ミュージカルシーンの超現実性を逆手に取ったやり方、これは斬新だなぁ。
主演2人の役者としての力、これは凄すぎるし、この2人がこの作品を名作にしてるのは間違いない。こんなに応援したくなる役を作れるんだから。
サントラは絶対欲しくなるほど、どのシーンの曲も非常に完成度が高い。
ところで、この作品の監督33歳だそうだ。末恐ろしい。
大学いもの皮

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