たまら

ラ・ラ・ランドのたまらのレビュー・感想・評価

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
4.0
間違いなく愛を込めて。

エマ・ストーンは最も好きな女優の1人だし。ライアン・ゴズリングはまさに最も好きな俳優だ。
素晴らしいLAの風景。劇中のロマンチックな2人、そして彼女がオスカーを取ったことも喜びだった。

でもなぜこの監督はジャズに対して頑なに配慮がないのかは不思議でならない。
菊地成孔や元Vampire Weekendのロスタム (彼は文脈が違うかもしれないけど)が複雑な心境になるのも頷けてしまう。

もしかしたら、監督が特定のジャズをちゃんと好んでいるからこそ、逆に"気になる描写"も生まれてしまうのかもしれない。
はたまた、監督のジャズ観がセブと同じでもないかもしれない。(調べてない)

このことはお話の主題ではない。むしろ20代半ばの会社員の僕としては、話の展開と、もはや"いつもの"と言えるライアン・ゴズリングの表情に泣かされてしまうのだ。

それでもあともう少し。ある芸術に対する描写がまたしても「あのバードマン」の様によりスマートで愛に溢れたものであったなら。
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