ミュージカル要素をガンガンに取り入れた悲劇、という印象でした。
最初のシーン、超好きです。
最初からそう来ちゃうか〜〜〜〜！！！！ひょえ〜〜〜！！最高！！って思ってました。
全編を通して流れる、セブがピアノで弾く曲、同じ曲でありながらもその時の心情や環境が違えば、喜びも悲しみも自然と表現されるものなんだなって思ってグサリと刺さりました。
もちろんそれは脚本上の演出で、演技で、
計算され尽くしていることとは分かりつつも、無粋な言葉や過剰な演出で表現されていなかった部分にすごくグッときました。
どこに成功の道があり、なにが自分の成功か、そんなの誰にも分からないけど、
最後の最後、自分の終着点を決めるのは自分自身ですね。
僕にとっては、どんなに自分や環境が変わってしまっても、変わらない２人でいてほしかったな…
っていうセンチメンタルまで内包されているラストシーンなんだろうな。
