のんの

ラ・ラ・ランドののんののレビュー・感想・評価

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
4.2
夢追いかける二人。
出会い、恋に落ち、たくさんの思い出を作りながら、笑いあってぶつかり合って色んなものを越えてゆく。その二人の姿は、なんてなんて美しいんでしょう。

二人の間を流れる全ての時間に、勇気をもらった気がします。

最後のセブの演奏のなかで、走馬灯のように流れる"二人の人生"は、きっと映画を観る人たちも「こうあってほしい」と願った、儚い幸せの幻影。

「あの時これをしていたなら」
「あの時これを選ばなければ」

人生の全ての瞬間が"選択"の積み重ねで出来ていると、改めて気付かされた気がする。

演奏が終わって店を出る直前にミアが振り返り、最後にセブと見つめ合う数秒間。
セリフも音楽もなくなるその数秒間に、この作品の全てが詰まっていました。全てが。

何度でも観たい。
素敵な映画です。
のんの

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