個人的には宣伝イメージと乖離しあまり心地良い作品ではなかった。
感傷も含めたドラマティックなオトナの恋愛を、想像だけでも感情移入し嗜める気質になれたら、、感じ方は違うだろうと思う。何故ああも持て囃されていたのか、課題に対してマッチョでエネルギッシュな作品が好きなお子様な自分にはやや退屈だった。色彩のポップさと恋愛の哀愁のギャップが良いのかもしれない。
自分も夢を追う人間でパートナーもそうで、同世代の地に足をつけて社会に生きるべき大人の枠からはみ出ている。色々と気持ちと折り合いをつけ葛藤しながら、それでも今を愛でお互いを鼓舞しながら幸せに生きている。もし、どちらかか二人ともが夢を追うのをやめ挫折する時が来たら、この作品の見え方は変わるのかもしれない。
