トム・クルーズやジョン・トラボルタが信者として有名なカルト宗教団体 サイエントロジーの実態に迫ったドキュメンタリー。
作者によると暴露を目的としているわけではなくて、なぜ善良な人たちがこのような宗教にハマり間違った選択をしてしまうのか理解することを目的にした作品だそうです。
サイエントロジー元幹部のインタビューや、トム・クルーズなど有名人の演説映像等、かなり説得力がある内容でした。
大スターのトム・クルーズがすっかり洗脳されてしまっていると良く分かる映像だとか、ニコール・キッドマンとの仕組まれた破局など、ゴシップ的な感覚でも観れます。もちろん主題は違いますけど。
洗脳、犯罪、暴力、お金、隠蔽行為。インターネット禁止などの独裁的な体質。逆らう人間は家族と引き離されて脅される。脱退後何年も続く嫌がらせや脅迫。
向上心のある善良な人たちが巻き込まれ、お金を巻き上げられ、一度関わったらなかなか縁を切れない。人生の多くの時間を無駄にしてしまうカルト宗教の怖さと虚しさを感じました。
