ebenumD

インクレディブル・ファミリーのebenumDのレビュー・感想・評価

3.0
1作目は何も期待せず劇場に偶然行き、どハマりして誕生日プレゼントにDVDを買って貰うくらい好きな作品で、今もたまに見返す作品である。

まさかの続編が発表された時は嬉しくて劇場公開日を指折り待ち、公開初日にスキップしながら劇場へ足を運んだ。
ノートルダムの鐘も1作目はとても良かったが2作目は駄作に感じ、それと同じく今作も想像より良くなかった。

何が良くなかったのだろう。

制限が解除されて、ヒーローの貴重さが失われてしまったところにあると思う。

1作目は、ヒーローが訴えられる、という訴訟大国アメリカの社会風刺と、パワーを抑えつつ一般社会に溶け込まなければいけないヒーローの不憫さ、子育てや不倫(していないが)、現実社会の「つまらなさ」の様な我々にも身近な問題を絡めてくれたおかげでフィクションと現実がうまく調和していた気がする。

今作は、ただのヒーロー映画で、復活した悪を偶に苦戦しながらも倒して結局平和になるというだけで、ただの映画になってしまった様に感じた。

縛りがあるからこそ1作目はそれをどう誤魔化しながら生きるかというところが面白かったのだなと考える

公開して1回しか見たことないのだが、2回目がもしあったら追記したい。折角好きなMr.インクレディブルを2は残念だったという気持ちを持ち続けたくないな。
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