misakikaneda

LION ライオン 25年目のただいまのmisakikanedaのレビュー・感想・評価

4.5
インドで暮らす幼いサルーと、オーストラリアで暮らす大人のサルー。同じだけの時間を使って描かれ、どちらの時間にも同じだけの想いが募っていく。だからこそサルーの葛藤に激しく共感し揺れ動く気持ちにのめり込んでいき、もう号泣せざるを得ない。

実話なんだけど、そこに依存しすぎない描き方が素晴らしい。少年が走り抜ける疾走感、恋の始まり、家族への愛。

少年の運命を引き裂いた線路の上で描かれるラストシーン。

タイトルの意味を知った時、また涙が止まらない。
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