LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

Lion

上映日:2017年04月07日

製作国:
  • アメリカ
  • / 上映時間:119分
    監督
    ガース・デーヴィス
    脚本
    ルーク・デイヴィス
    キャスト
    ルーニー・マーラ
    ニコール・キッドマン
    デヴ・パテル
    デヴィッド・ウェナム
    ナワーズッディーン・シッディーキー
    パラビ・シャーダ
    タニシュタ・チャテルジー
    エイモン・ファーレン
    あらすじ
    オーストラリアで幸せに暮らす青年サルー。しかし、彼には隠された驚愕の過去があった。インドで生まれた彼は5歳の時に迷子になり、以来、家族と生き別れたままオーストラリアへ養子にだされたのだ――。成人し、幸せな生活を送れば送るほど募る、インドの家族への想い。人生を取り戻し未来への一歩踏み出すため、そして母と兄に、あの日言えなかった〝ただいま″を伝えるため、彼はついに決意する。「家を探し出す――」と。手がかりはおぼろげな記憶と、Google Earth。1歩近づくごとに少しずつ蘇る記憶のカケラは、次第にこれまで見えなかった真実を浮かび上がらせていく。 大いなる「探し物」の果てに、彼が見つけたものとは――。

    「LION ライオン 25年目のただいま」に投稿された感想・評価

    すごい実話。

    そしてもし、オーストラリアに養子に行っていなかったら。
    ただいまできなかったんじゃないか?って感じるからまたつらい。

    アイデンティティなんてものも、豊かな人の贅沢品なのかも。
    展開や俳優さんもあってどうしても「スラムドッグミリオネア」を思い出してしまう。
    グーグルアースで、もっと早く見つけられると思ってた。現代の技術があって実現できたお話、切なくも幸せな気分になった。
    お母さんの愛が一番感動した。
    最後にやっと題の意味がわかった。
    インドがすごく怖く感じた。
    連れてかれた子供達はどうなるんだろう。
    子役の男の子の素直でキラキラした目と対照的な回りの大人達の冷たさ。

    これが実話に基づいているのだからすごい。

    このレビューはネタバレを含みます

    これは、5歳の時にインドで迷子になり、養子としてオーストラリアで育った男が、Google Earthのおかげで25年ぶりに母の元へ戻ったという衝撃の実話をベースにした人間ドラマ。
    この、主人公サルーの少年時代を演じる子がすごく可愛い。
    お兄ちゃんの仕事探しについていき、お兄ちゃんが「ここで待ってろ」と言ったのに、探し回ったあげく停まってた汽車の中で寝てしまう。
    そして何千キロも離れたカルカッタ(今はコルカタって言うのね)へ。
    同じインドといえど言葉も通じず。
    それより何よりサルーはまだ5歳。
    人身売買やら劣悪な環境の施設やら、インドの闇を見るようだ。
    衝撃的なのは、これが何十年も昔の話ではなく、つい最近の話ということだ。
    リトルインディアと言われる我が町で、毎日たくさんのインド人を見て、教室でもたくさんのインド人のお子ちゃまを見ているが、
    彼らは富裕層で、インドの現実はこちらなんだと突きつけられた気分だ。
    サルーは、養子としてオーストラリアへ行き、そこで養父母に慈しみ育てられる。
    何不自由なく恵まれた環境の中、成長していくサルーだったが、友人達とのパーティでみたインドの揚げ菓子を見て自分の中にある生まれ故郷や母、兄のことを思い出す。
    迷子になる前、お兄ちゃんに「揚げ菓子買ってね!」と叫ぶのだ。
    ワタクシは、また勝手にエンディングを予想し始めていた。ドラマティックに。

    サルーは、グーグルアースで故郷を探し始める。
    養母にも言えず、恋人ともうまくいかなくなりながら。
    それでも彼は探し続ける。当時の汽車の速度を計算し、地図を継ぎ接ぎ・・・
    そして、かすかに覚えていた故郷の名前に似た街を見つけ出す。

    この映画を紹介していた青木さやか氏が「揚げ菓子がね〜」とか「このタイトルにも・・・」と、タイトルに意味があるようなことを言ってたのでワタクシは勝手に揚げ菓子と「ただいま」というサブタイトルの方に意味を持たせたエンディングを考えていた。
    もしや、グーグルアースの画面に、揚げ菓子屋として成功したお兄ちゃんのお店が映るんじゃないか?とか
    いや、「幸せの黄色いハンカチ」ばりに、故郷へ帰ってきたサルーの目に揚げ菓子の山が積まれてるとか。

    しかし、故郷へ帰ったサルー、意外とあっさりとお母さんと再会。
    いや、感動的なのですよ、十分に。
    でも、でも、ラストにテロップが流れるのですよ。
    お兄ちゃんが、あの日、別の汽車にはねられて亡くなったと。
    あの優しいお兄ちゃんのことだ、いなくなった弟を血眼になって探し回ったんだろうと思うと泣けて泣けて。
    これが実話の残酷さかと。
    そして、サルーは、インドに帰る。
    これまた色々考えてしまう。
    育ての親は?恋人は?

    映画が終わり、娘とも語り合う。
    「母ならもっと感動的なエンディングを作れるっっ!」←いや、ダサダサなハッピーエンドになるでしょうけど。
    娘が言う。
    「こういうところが実話にはあるよね。
    ラ・ラ・ランドの、あの作り物の世界に浸りたいっっ」
    現実逃避ならぬ実話の厳しさを直視できない母娘は近日中にラ・ラ・ランドを見に行くことでしょう。
    トップ10入り!
    内容最高。音楽の入り方最高。
    ''ライオン''にゾワっ!
    日本じゃ考えられない出来事。
    色々考えさせられるし
    とってもいい話でした。
    ロサンゼルス帰りの飛行機にて。
    色々な役に自分を置き換えても、置き換えきれない作品だった。
    各過程の至るところに面白さが詰まってた。
    あらすじも副題もポスターも見てはいけない。

    ことわざで「父母の恩は山よりも高く海よりも深し」というのがある。
    意味は、父親や母親の愛情というものは、計りしれない程大きく深いものであるという意味。両親の恩程、大きく深いものはないという意味。
    私が感動したのは育ててくれた養父母への愛情と、故郷に残してきた母や兄への思慕である。そしてインドとオーストラリアという異国でのアイデンティティを、若い主人公がもがきながらも葛藤するところが見所です。

    問題なのは事前情報(副題、あらすじ、ポスターに書かれていること等)を見て、本作を観るとかなりのネタバレが書かれているということですので、無理だと思いますが
    事前情報なしで観ることをお勧めします。
    22年目じゃなく25年目の方だったわ
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