風来坊

バトル・オブ・バルジの風来坊のレビュー・感想・評価

バトル・オブ・バルジ(2014年製作の映画)
2.0
激しい戦いで孤立無援に陥った米軍戦車小隊が、助けた女性から敵陣の真っ只中に子供達が取り残されていると知り、危険を顧みず最前線へと救出に向かう姿を描いた戦争アクション。

冒頭でザ・アサイラムプレゼンツって出た瞬間イヤな予感はした。
しかし、タイトルバックは大作戦争映画を思わせるような壮大な雰囲気で、これはもしかしたら期待出来るかもと思わせます。

しかし、そんな淡い期待も安っぽいCGの飛行機の登場で吹っ飛んでしまいます。
その後も安っぽいCGの独壇場と化します。

タイトルにあるバルジの戦いはほぼ関係無く、便乗したと思われる一台の戦車で大部隊と戦う「フューリー」には遠く及ばない。

低予算のためか「フューリー」のように戦車を常にメインにする事が出来ず、そのほとんどが戦車を離れた兵隊の地上戦で雰囲気さえも近づけていない。

役者陣も贅肉付きすぎて動きがもっさりで、とても軍人に見えません。
感情移入させようと色々ドラマを盛り込んでいるけど何故か心に入って来ない。キャラが出来上がってないせいかも。
見終わった後に何も残らない戦争映画というのは珍しいですね。

ストーリーは薄いけどB級戦争ものとしてはそこそこだと思います。
安っぽいCGと臭い演出、役者の演技に目を瞑ればアサイラム製作の映画にしてはそこそこ観れる映画だと思います。

あくまでもそこそこ観れるというだけで、無理して観る必要は全くありません(´・ω・`)
風来坊

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